タング折取工具
■タング折取工具
タング折取工具

タング折取工具は手動式・スプリング式・エアー式の3種類があります。スプリング式とエアー式は生産ラインでのタング折り取りに
適しています。ねじピッチが細目で径が大きい(M18-1.5もしくは3/4-16より大きい)場合は、ロングノーズプライヤーでタングを
挟み軽く2~3回前後に折り曲げる様にして取り除いて下さい。

手動式折取工具

手動式折取工具はM8あるいは5/16゛迄で比較的数量が少ない場合に使用します。これより大きいサイズの場合は、リコイル
S型挿入工具を用いて下さい。S型挿入工具を用いる場合は、インサート挿入後工具を持ち上げて90゜回転させてから工具
先端をタングにあて、工具を鋭く叩いてタングを折り取って下さい。

注:S型もしくはP型工具先端の溝にタングを挟んだまま、逆回転させて折り取る事は絶対に避けて下さい。
  工具を傷めるだけでなく、「ボルトが入らない、インサートが抜ける」等のトラブルの原因になります。

スプリング式折取工具

スプリング式折取工具はスプリングの反発力でタングを折り取る工具です。常に同じ力がタングにかかり正しく折り取ることが
でき、M12または1/2″までのインサートに対応します。工具先端をタングに当ててそのまま押さえると、工具先端からピンが
勢い良く飛び出してタングを折り取ります。

エアー式折取工具

エアー式折取工具はスプリングのかわりにエアーでピンを動かしタングを折り取ります。インサートの使用量が多く、早く確実な
タングの折り取りが要求されるユーザー向けで、M14または1/2″までのインサートに対応します。

抜き取り工具

インサートの抜き取り専用工具で、挿入後のインサートを簡単に抜き
取ることができます。最終コイルの端から90゜の位置に工具をあて、
押さえながら左方向へ回すとインサートが抜けてきます。何度も使用
して工具がインサートに引っかかりにくくなりましたら、工具の刃先
を砥いで下さい。

工具がインサートに引っかからない時は
ヤスリで図右側の様にキズを付けて下さい。
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